ノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC22 レビュー
susuki 「うーん、これは一体どうしかことだ?!いや、どうしたことだ?!(動転)」
すみません、自分の言い間違いに思わず笑ってしまったので、勢いでそのまま書いてしまいました。こんにちは。susukiです。
でもこうやって書いてみると面白くも何ともありませんね?! その場のノリで受けたからといって、やっぱり勢いだけで生きるとロクなことがないという教訓がこんな所でも得られたということで……本題に入りたいと思います。orz
要するにどういう訳だか勢いで買ってしまい、何故か私の手元にあるのが、ソニーの新型ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC22」(AA)です。
考えてみれば、イヤホンは当初ハマりまくっていて、Sony MDR-EX70SL辺りからカナル型の遮音性に感動し、KOSS The Plug改(EXチップへの載せ替え)、Shure E2C、Ultimate Ears Super.fi 5 Proとか色々と変遷した挙げ句、ここ1年くらいは Etymotic ER-6 で動きがなかった訳で、本当に久しぶりのイヤホンです。
今回どうしてこれに物欲が反応したかということなんですが、
・各メーカーからノイズキャンセルヘッドホンが次から次へと発売されていて、一度で良いからどんなものかを試してみたかった。
・しかし試すとは言っても、以下の条件は最低満たしてくれないと今より不便になりますので許容できません。
−上着のポケットに入るくらいのサイズでないとイヤ
−通勤で使うのでイヤホンでないとイヤ (スーツにヘッドホンはちょっと…ねぇ)
−電池がせめて音楽プレイヤーと同じくらい(20時間程度)長持ちしてくれないとイヤ
−電池が切れても音楽が聴けないのはイヤ
こう書いちゃうと条件を満たすものはそうそうありません。今回のMDR-NC22は条件を満たしつつ、評判も上々であったため購入してみた次第です。
さて、とりあえず2日間使ってみた結果なのですが、
●音質について
まだエージングは十分でなく一晩鳴らしただけの状態であることを予め断っておきます。 私もMDR-EX70SLを使っていた時のドンシャリというイメージが残っていて、ソニーのイヤホンは意識的に敬遠していた嫌いがあったのですが、きちんと装着すれば思ったよりも高中低満遍なく出ます。低音も結構締まって伸びが感じられる点は好感触。高域も伸びは足りませんが、結構綺麗に出ています。かなり優等生的な音作りで良い感じですね。
ただ、全体的に薄いベールが掛かっている感じで明晰感が足りないかな?あと音場が広く感じない。特にきちんと耳に装着して聴かないと低音がひどくだらしなくなります。いやほんと。これ重要です。
うんまあ、自室の再生環境と比べちゃえばそりゃイマイチ感は拭えませんが。個人的に外で音楽を聴く用途で求めている範囲ではそれ程不足感はありません。多くを望まなければ満足できるレベルです。
ただ、今まで使っていた Etymotic ER-6 とどっちがいいか?ということでは、音質的にはやはりER-6の方が好きです。やっぱり美音が際だつのはER-6の方ですね。こっちは低音がほとんど出ないためプレイヤー側で補完して使っているので、単純な比較とは言えず、MDR-NC22には不公平きわまりない話ですが、MDR-NC22の欠点はプレイヤー側で補えないので仕方ありません。
それからノイズキャンセルをON/OFFした場合の音の差ですが、思ったよりも変化が少ないです。ONにした方が低域の伸びが強く感じられ、元気が良い感じになりますが、その程度の変化でしょうか。
●ノイズキャンセルについて
本当に今更ながら、というか買ってから気がつくなよ!って言われそうですが、私の生活圏でノイズキャンセルが意味を持つ場って思った以上に少ないんですよね。元々低域しかキャンセルしないので、人が話す声はスルーですし、完全に音楽の世界に浸りたい場合は逆にカナル型の方がいいですね。通勤電車も地上を走る電車ならカナル型の遮音性があれば十分ですし。
ただ、今回これを買って一番その有効性を実感したのは
・踏切
・車の多く行き交う交差点などの雑踏
・オフィスの空調
でしょうか?特に踏切や交差点で電車や車が行き交う時の騒音は見事にキャンセルされます。音がしない訳ではないですが、本当に音楽を聴けるレベルまでキャンセルされるんですね。これは一聴の価値はありますよ。それに雑踏では全く周りの音を遮断してしまうと歩きにくいですので、基本は音を通すノイズキャンセルタイプの方がいいです。
それから、オフィスの空調って結構唸ったような音を出すんですが、これも見事に効きます。ただ私には深夜会社に宿泊するときに使うくらいしか利用価値を感じませんけど。ただ、ここ数日で活用する機会が得られそうで非常に悲しいのですけど。(苦笑)
その他、特質すべき点としては
・電池切れでも音が出る
・知り合いに声を掛けられたときにはモニターボタンを押せば、ノイズキャンセルと音楽の両方をミュートされ、そのまま会話に参加できる
・電池は通常の単4乾電池1個。電池切れでも調達が簡単。アルカリ乾電池で50時間利用可能。
使い勝手の良さも見逃せませんね。
●可変抵抗によるノイズキャンセルの効き具合の調整
2chの「ノイズキャンセルヘッドホン総合スレ 4台目」で一部話題になっている可変抵抗の調整を試してみました。(興味のある方は >>842を参照)
ノーマルな状態ですと、あまりノイズキャンセル効果を実感できないのですが、これをやっておくとかなり変わります。音質的変化も元々少ないせいか影響はない感じですし、結構お勧めです。
精密ドライバで本体をバラすと、2つの可変抵抗が見えるのでこれをいじります。時計回りで逆位相の音量が上がります。打ち消し合う場所が最適値と言うことになる訳ですが、初期設定ではホワイトノイズを抑えるためか、効き目が控えめです。これを逆相ノイズが出始めるくらいまで上げてやればキャンセルの効きがかなり良くなります。
精密ドライバもかなり先の細いものが必要になりますし、私のように合うサイズがないからといって、可変抵抗を尖った先端だけでこすって回すなんてことをすると、すぐそばのチップ抵抗を飛ばしかねません。何にせよやるなら、リスクがあることをご承知の上、お試し下さい。
●総論
音質的にはそこそこ優等生。ノイズキャンセル機能は非常に優秀で、かつ使い勝手の面も不満はナシ。ケーブルがちょっと長めですけど、本体は小さく軽く非常に持ち運びしやすいです。
もし音質最重視の方なら個人的にはカナル型のイヤホンをお勧めしますが、カナル型の遮音性は欲しいが、外を歩くと危険だと思っている方とか、外界の音から完全に遮断されると色々と困る場所で音楽を聴きたい場合は、「MDR-NC22」(AA)は今ある選択肢の中ではかなり有力な候補になりうるのではないかと思います。
価格も実売8,000円前後とお手軽なのも魅力の一つです。宜しければお試し下さい。
susuki
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こんばんは susuki さん。これまた面白いレビューどうもありがとうございます。私も静穏環境が欲しくてノイズキャンセルイヤホン・ヘッドフォンを購入しようと思い、色々と調べたところ、遮音性だけならカナル型の方が優れ、E3 を買おうと思って調べていくと ER-4 の方が良さそうになり、これを購入しました。カナル型は遮音性はいいのですが装着感きつく、また人に話しかけられても気づかない場合もありますので、職場での利用では susuki さんのようにノイズキャンセルイヤホンが適するようですね。しかしオフィスで使うと言っても深夜に会社に宿泊時とは、ホントにお疲れ様です。
Comment by natural — 2006年11月11日(土曜日) @ 22時17分45秒
naturalさん、こんばんは。
こうやってER-4に行き着いたんですね。私は外で使うことを前提にしていたのでER-4は目立たないER-6に流れてしまいました。チキンと呼んでください(笑)
MDR-NC22はやはり外を歩いている時には安心です。やはり遮音性の高すぎるカナルですと歩くのが怖い時があります。車の接近に気が付かないことが多いのですっ〜と車に横を追い越されたときはやっぺ〜って思いますよ。ほんとに。
ノイズキャンセルはあくまで外界の音(特に低音)によって通常打ち消される音がきちんと聴き取れるようになるってだけで、外界を遮断するならやはりカナルですね。その意味で全く別のジャンルのものと考えた方がいいでしょう。要するにノイズキャンセルが有効な状況で音楽を聴く可能性がある場合に限り購入するのはいいですが、そうでない多くの方が飛びつく代物ではないような気がします。
ちなみに、今週早速会社宿泊時に使ってみました。(おぃ 空調や自販機の音がきれいに消えてくれるので寝つきがよく眠れました。(笑) こりゃ便利!<マジ
さて明日また会社に泊まらなくて済むように頑張りますね。(笑)
Comment by susuki — 2006年11月12日(日曜日) @ 01時07分37秒